皆様、こんにちは。今の気温は26℃で、風はふいていますが暑いですね。水分補給をして下さいね。
今回は、NHKで放送された「マリオAIのゆくえ」というドラマについて…
舞台は、近未来の東京。マリオという名前のAIを開発した科学者が意識不明の警察官の脳に独断でAIマリオを埋め込むことに成功しました。それによって、肉体を得たマリオ。天才的な頭脳を持つマリオでしたが、人間になるには決定的に足りないものがありました。科学者は、マリオをより人間に近づけることに関心を持ちました。そして、科学者がマリオに言った言葉が…
「お前は死をおそれない。まるで執着ってもんがない。悟ってる。仏様だよ。聖人だね。キリストだ。感情に流されることもなく、決して間違わない。人格者だよ。難があるとしたら一つ。つまらん。実につまらん男だ。人間というのは、ミスや不合理な選択をしてしまう存在なんだよ。では、ミスや不合理な選択をする要因は何だ?感情や欲望に惑わされる心だ。思い出してみろ。それは昔から人間が克服しようとしてきた負の要素ではないか。仏教でいう三毒。克服すべき最も根本的な三つの煩悩…”貪瞋痴(とんじんち)”だ。お前にはそれがない。素晴らしいことだ。うらやましい。でもなあ、俺はそれを人間と呼びたくない。」と、素晴らしい。うらやましい。と言いながら、AIマリオに煩悩をうえつけようとする科学者です。この科学者が言っていた「仏教の三毒・貪瞋痴」については次回ご紹介させて頂きます。それでは、遅くなりましたが、これからの時間も穏やかにお過ごし下さい。
今日もよろしくお願いします。 川上