· 

「武田信玄の遺品」

皆様、おはようございます。

今朝は、青空が広がり気持のいいお天気ですね。

今回は、仏教と関係のある「武田信玄の遺品」についてご紹介させて頂きます。

今年1月に放送されたテレビ番組で、”武田信玄の遺品の観音菩薩像”が紹介されていました。

武田信玄の遺品があるのは長野県の阿智村の長岳寺というお寺だそうです。

家康との間で起こった三方ヶ原の戦いで勝利した信玄が甲斐国(山梨県)に帰る途中で亡くなったのが、今の阿智村だったため、そこのお寺に遺品が残されたそうです。遺品は5㎝程の銅製の観音菩薩像で、これは兜仏と言われ、お守りとして兜に入れるものだそうです。武田信玄は仏教に関心が強く、信長により比叡山が焼き討ちにあった後に天台座主を甲斐国に呼んで延暦寺を再興させようとしたり、戦場に僧侶を同伴させたようです。信玄は甲斐国主として、周囲の有力武将と戦い打ち破ってきました。そこで、味方も敵も多くの人が死に、戦いのならいとはいえ、死んでいった人が極楽浄土へ往生してほしいと願っていたからではないかと番組内で紹介されていました。

仏教に強い関心があった信玄だからこそ、観音菩薩像をお守りにしていたのでしょうか…

「観音菩薩と極楽浄土」については、次回ご紹介させて頂きます。

それでは、穏やかな一日をお過ごし下さい。今日もよろしくお願いします。    川上